クレジットカード年会費の秘密

■年会費無料が増えてきた理由とは

いつの間にかクレジットカードといえば年会費無料でポイントもよく貯まるものが増えてきましたよね。以前は百貨店が発行するクレジットカードなどが中心となっており、これらは年会費が数千円必要となるものも少なくはありませんでした。しかし、時代は変わり今となっては様々な施設からクレジットカードが発行されるようになってきました。それと同時に年会費が無料のクレジットカードというのも発行が増えてきています。なぜ年会費が必要なクレジットカードから年会費無料のクレジットカードに移り変わってきたのでしょうか。

考えられる理由としてはまず一つ目はクレジットカードの発行が以前に比べて容易になったこともあり、世の中にクレジットカードがあふれ出るようになったことが挙げられるでしょう。クレジットカードの数が多くなってくるとそれだけ魅力あるクレジットカードと魅力の無いクレジットカードの差が明確になってしまうということでもあります。どのクレジットカードから年会費無料のブームが来たのかは把握できていませんが、楽天カードのように年会費無料で人気のカードが生まれてきたことでそれに追従しているクレジットカードが多いようです。今となっては年会費無料でなおかつどのようなメリットがあるかというレベルで勝負がなされているような印象すら受けます。

二つ目としてはクレジットカードに求められることが変わってきたということであるでしょう。昔のクレジットカードいえばステータスを表すものも多く、年会費が掛かるものの様々な付帯サービスを活用できるというものが多くありました。しかし、時代の流れと共に年会費や全体的なサービスは抑えて一部の利用しやすいサービスに特化したものが求められることが多くなってきました。例えばクレジットカードといえば各種保険が付帯されていることが多かったのですが、最近となっては保険などのサービスは最低限の補償としてポイント還元率などのショッピングに大きく関わるところにサービスを集中させている印象があります。普段利用しないサービスのために年会費が必要となることはあまり求められていないと思いますので、このような流れも当然といえば当然かもしれません。

年会費無料のクレジットカードが増えてきた理由としてはこのようにサービスを削って顧客を獲得しようとする考えが一般的になってきたからだと思われます。特定の用途に絞ったクレジットカードであれば年会費無料のもので問題ないですし活用できるようにしておきましょう。

■年会費を抑えたおすすめゴールドカード

クレジットカードの中でもゴールドカードと言えばサービスが充実しているなど1枚は持っておきたいものですよね。しかしながらゴールドカードは年会費が高いものが多く、少し躊躇してしまう方も多いのでは無いでしょう。一般的にはゴールドカードは年会費1万円が相場とされていますが、中にはサービスの質を落とさずにもっと低価格で所有できるものも存在しています。ゴールドカードを持って他人に一目置かれる存在になるためにも、実は年会費を抑えたものを1枚は所有できるように今回はおすすめを選んでみました。

・MUFGカード ゴールド
まずはじめに日本でのクレジットカード会社大手の三菱UFJニコスが発行しているこちらのゴールドカードをご紹介します。銀行系のクレジットカードなんて年会費が高いのでは無いかと思う方も居るとは思いますがなんとこちらのゴールドカードは年会費が2000円ほどに設定されています。
この年会費だけでも驚きですが、さらに驚くことに初年度は年会費が無料で条件を満たすことによって最大で1028円となる割引サービスも用意されています。これぐらいの年会費であればそこまで高額とは言えませんし1枚所有する分には問題ない価格では無いかと思います。1枚ゴールドカードを所有しておきたいという方にはこちらがまずおすすめです。

・NTTグループカードゴールド
こちらはNTTファイナンスが発行するクレジットカードであり、年会費は初年度無料とはならないものの5400円となっています。年会費に関しては年間100万円以上の利用で翌年度が無料となる仕組みですのでメインカードとして利用する方におすすめしたいものとなっています。メインカードとして利用すれば月間の利用金額はおおよそ8万円となりますので、携帯電話の支払いなどに利用すれば達成も難しいものでは無いでしょう。
また年会費以外にもゴールドカードらしく会員限定サービスが利用できる「クラブオフ」というサービスも付帯されています。やはり年会費を抑えてもゴールドカードらしいサービスは捨てられないと思いますしここも評価できる部分となっています。

どちらのゴールドカードも旅行傷害保険といった年会費によって左右される保険部分も充実したものとなっています。MUFGカード ゴールドであれば2000万円、NTTグループカードゴールドであれば5000万円の海外旅行保険が付帯されていますので、年会費を下げても内容は申し分ないものでしょう。

■年会費に見るクレジットカードのサービスの違い

年会費無料のクレジットカードが増えてきましたが、依然として年会費が必要なクレジットカードの人気も衰えることはありません。単純にクレジットカードを決算に利用するだけであれば年会費は無料のほうが良いと考えますが、なぜ年会費が必要なものも人気なのでしょうか。実はこの裏側にはクレジットカードの年会費と付帯サービスの関係性が隠れているのです。あまり知られていない年会費と付帯サービスの関連性について今回は一緒に学んでみましょう。

・年会費とポイントサービス
まずは決算面でも特に気になるであろうポイントサービスとの関連性です。最近は年会費無料でポイント還元率の高いクレジットカードも増えてきました。
クレジットカードを決算利用のために使用している方は気にならないかもしれませんが、このようなクレジットカードでは付帯保険などのサービスがどうしても削られてしまっています。ポイントが貯まれば良い!という方には年会費無料のもので問題ないとは思いますが、クレジットカードに総合的なサービスを求めるのであればここは注意が必要です。また年会費無料のものとは別に、年会費が必要なゴールドカードが用意されている楽天カードなどの例では年会費が必要な分ポイント還元率が優遇されていたりもします。
年会費が無料でポイントサービスが充実している場合は、どこかでサービスが削られている可能性があるでしょう。

・年会費と付帯保険
クレジットカードには旅行保険やショッピング保険などが付帯されていることがあります。このような保険は年会費無料のものは付帯されていない、付帯されていても保証内容が少ないなどといったことが見受けられます。これに対して年会費が高額なクレジットカードとなってくると保証内容が充実したものとなってきています。
例えばステータス系のクレジットカードとして有名なアメリカンエキスプレスやダイナースは年会費が数万円と高額ですが、保証金額や保証内容も非常にこうがくなものとなっており一つの保険として活用できるレベルのものとなっています。

これらは一つの例となっていますが年会費が高いクレジットカードほど付帯されているサービスの品質が上がったり充実したりしてくるのが一般的です。また航空会社が発行しているクレジットカードのように年会費は少し高く設定されてはいるものの、マイルの付与率が大幅に向上されているものもあります。年会費とサービスのバランスに気をつけてクレジットカードを選ばなければなりませんね。

■年会費無料クレジットカードの注意点

クレジットカードに維持費を掛けたくないということで年会費無料のクレジットカードを選択される方も多いと思います。私も年会費無料のお得に利用可能なクレジットカードとステータス系と呼ばれる少し年会費の高いクレジットカードを使い分けるような生活をしております。ただ、年会費無料のクレジットカードは数多く提供されているのですが過去には年会費無料らしい問題が起こったこともあります。最近はあまり唐突なものは見かけませんが注意しておくべきことを列挙しています。

・年会費無料は初年度のみ
これは今で該当するクレジットカードが多いですが初年度は年会費が無料であるものの、翌年度からは1000-2000円程度の年会費が必要となってしまうタイプのクレジットカードも少なくはありません。特にプロパーカードなどは初年度こそ無料であるものの、それ以降は基本的には年会費が必要となるような仕組みになっているものもあります。こういったものは入会時にしっかりと説明があったり注意書きがありますので見落とすことは無いと思いますが、ずっと年会費無料だと思い込んで利用したいことが大切となってきます。
また最近は耳にしませんが、非常に新しいクレジットカードの場合は途中から年会費が必要なものに変更されてしまう場合があります。それなりに会員数が安定しているクレジットカードであれば唐突に年会費が必要となったり上昇することは無いと思いますが、新しいクレジットカードには注意が必要でしょう。

・発行や解約に手数料が必要となる
クレジットカード自体に発行手数料が必要となるものはほぼありませんが、年会費無料のクレジットカードと一生にETCカードを発行すると発行費用が必要となったり年会費が必要となるものがあります。せっかくメインとなるクレジットカードの年会費が無料であるのに、それに付随するサービスで手数料が必要となってしまうのは非常に勿体無いことです。そのためクレジットカート以外のものも一緒に発行する必要があるときは手数料が必要ではないか注意しましょう。
またこちらもごく一部ですがJCBのプロパーカードの中には解約手数料が必要となるものもあります。携帯電話の解約手数料のように高額な手数料が掛かることは無いですが、こういったクレジットカードがあることは知っておいてもよいでしょう。

このほかにも年会費無料には条件が付いている実質年会費無料タイプもあります。このタイプのクレジットカードは非常に簡単な条件からある程度は利用金額が求められる条件まで幅広くありますので事前によく確認しておきましょう。

■年会費無料クレジットカードのデメリット

維持費の掛からないクレジットカードとして人気が高いのが年会費無料のクレジットカードですが何かデメリットは無いのでしょうか。もし仮にデメリットの無いクレジットカードであるならば年会費が必要となるクレジットカードを極論を言えば使う必要も無くなってしまうような気がしますよね。
実際にはそこまで都合の良い年会費無料のクレジットカードは存在しておらず、年会費無料のクレジットカードであれば何かしらのデメリットがあることが一般的です。今回は宴会費無料のクレジットカードであればどのようなデメリットが存在してしまうのか学んでいきましょう。

・付帯保険が限られたものとなっている
年会費が無料であるクレジットカードの最大のデメリットともいえるのが付帯サービスが年会費を抑えるために限られたものとなってしまっている点です。特によく話題に上がる内容としては年会費無料のクレジットカードでは旅行傷害保険が付帯されていなかったり、付帯されていても小額であるなどの問題が発生してしまうということです。気にしていない方も多いかもしれませんが、海外旅行を多くされる方などはクレジットカードの旅行傷害保険を重視している方もいらっしゃいます。そういった方は年会費のために保険の内容が少なくなってしまいますので、年会費無料であっても総合的にデメリットと感じることでしょう。
また良好傷害保険に限らずショッピング保険なども年会費無料のものには付帯されていないことが多いです。万が一のときに備えることを考えると少しデメリットと言わざるをえないでしょう。

・ポイント特化で無い限りはそこまで魅力的ではない
一部のポイントに特化したクレジットカードや大型量販店各社が発行している専用のクレジットカードを除いてポイントの還元率は0.5%が標準となっています。また仮に年会費無料で1%以上の還元率があるクレジットカードだったとしても付帯サービスが少ないなどどちらかのデメリットが発生することが基本となっています。
逆に年会費が必要となるクレジットカードであればポイントの還元率も無料のものよりも優遇されていることも多いですし、付帯サービスも充実したものになっていることが大半です。

クレジットカードの年会費と付帯されているサービスはバランスが取れるように設計されています。年会費が必要ない分何かしらのサービスが削られてしまうことはデメリットでしょう。